いたずらっ子は生まれつき? その1

いたずらっ子は生まれつき?

いたずらっ子は生まれつき? その1

ニュージーランドのような、自然いっぱいのイメージがある国では、こども達はいつも生き生きと活発に毎日を過ごしていて、親たちは子どもの受験戦争や学校でのいじめに悩むこともなく、日本よりももっと気楽にのびのび子育てができると思う人も多いのではないでしょうか?
以下は、ニュージーランドのあるジャーナリストが書いた記事の翻訳です。
長いので4回に分けてお届けします。

第1回 Born Naughty?

“Born Naughty?” という英国のTV番組があります。
その中で子どもたちは、物を壊し、他の子ども達を傷つけ、何も食べようとせず、カーッとすると何をするか分からず、自らを危険にさえさらしてしまいます。。。彼らの親たちは、そんな子ども達に何をしたらいいか分からず、途方にくれるばかりです。

 これらの子どもたちは、ただ “Naughty” (いたずらっこ)なだけなのでしょうか、それとも何かが彼らをそうさせているのでしょうか?
 「Naughty、という言葉は好ましくありません」というのはアニタ・ヨハンセン氏。彼女はホークスベイの心理学者であり、リトル・ニンジャという法人のオーナーです。彼女のリトル・ニンジャは、親、教師、他の教育専門家たちが子どもたちの行動を理解し、導くためのサポートやセミナー、ワークショップなどを催しています。

 Naughtyという言葉を用いないのは、彼女に限ったことではありません。先生たち、教育機関のエキスパートたちも、2015年今現在この言葉は適切でないと口をそろえて訴えています。
 「正しい定義は、ODD、Oppositional Defiance Disorder (反抗挑戦性障害)でしょう」と言うのは、ファミリー・セラピストとして名高いダイアン・レヴィ氏。彼女は「Of Course I Love You…Now Go To Your Room! (もちろん愛してるわ。。。さあ、お部屋へ行って!)」の著者でもあります。

 自分たちの子どもたちをどう扱っていいかわからず、『助けてください! どうしたらいいかわからないのです』と言って、オークランドのレヴィ氏のクリニックを訪れて、助けを求める親たちの数はウナギ登りに増えています。

 私の仕事は以前よりも数段に厳しいものになっています。以前は、言うことを聞かない子どもたちを見る時は、一貫した対策方法がありました。今や、問題は無数の局面を持った複雑なものになっています。ご両親にとっても、昔とは比較にならないくらい難しいでしょう。

子どもたちが言う事を聞かず、攻撃的です。特に眠る前の時間は大わらわです。子どもたちが非常に激しやすいのです。

オークランドのある母親。3人の子どもがいます。1番上の子と2番目の子は穏やかでしたが、3番目の子、女の子は簡単ではありませんでした。

 一番下の子はとても手を焼いています。この子はありあまるエネルギーを抱えていて、いつも自分が中心でいたいのです。

 自分の都合のいいように物事をとらえて、要求ばかり訴えます。与えれば与えるほど、何かをもっと欲しがるのです。体の中にいつも怒りをため込んでいて、事ある毎に爆発させます。

親としてこの子をどう育てていいのか本当に分からないのです。娘のことは愛していますが、この子が大キライなときもあります。

次回に続きます